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ひろしまかがり灯の祭典

「ひろしま『かがり灯』の祭典」が開催されるに当たり、メッセージをお送りいたします。

77年前、広島に投下された一発の原子爆弾は、罪のない多くの人々に惨たらしい死をもたらし、辛うじて生き延びた人々にも心身に深い傷を残しました。被爆者は「こんな思いは他の誰にもさせてはならない」との願いを発信し続け、昨年1月には核兵器禁止条約の発効という形に結実しました。

しかし今、国際社会では、ロシアによるウクライナ侵攻により、軍事力による暴挙は軍事力によって抑え込むしかないとの危険な考えが勢いを増しており、こうした流れを変えていく必要があります。

核兵器廃絶の道のりは決して平坦ではありませんが、市民社会の一人ひとりが平和を願い、発信し続けることは、為政者に政策転換を決意させるための原動力になります。

そうした意味から、本年も皆様が「ひろしま『かがり灯』の祭典」を開催され、核兵器のない平和な世界の実現に向けた願いを多くの人々と共有されることは誠に意義深く、その取組に深い敬意を表します。

本市は、あらゆる暴力を否定する「平和文化」を市民社会に根付かせ、為政者の政策転換を促す環境づくりを進めており、核兵器廃絶に向け共に行動してくださることを期待しています。

終わりに、「ひろしま『かがり灯』の祭典」の御成功と御参会の皆様の今後ますますの御健勝と御多幸を心よりお祈りいたします。

令和4年(2022年)8月5日
広島市長   松 井  一 實